各市区町村が推奨する【北海道空き家バンク】を利用してみよう！！

所有者の高齢化や地方の少子化にともない、全国で増え続ける空き家。

空き家は、ただそこにあるだけで周辺住民へのさまざまな影響を与えるため、どのように空き家対策をするかということが急務になっています。

空き家対策は、単に除去するだけではなく、流通を中心とした利活用による促進も求められています。

『空き家バンク制度』は、主に空き家の売買・賃貸による活用をすることを目的としてつくられたものです。

所有している空き家を所有者により登録してもらうだけでなく、空き家を希望している人も登録することができるのです。

いわゆる、空き家のマッチングサイトのようなものです。

双方の希望を合わせることで、空き家の活用促進だけでなく、移住・交流の促進による地域活性化・人口減少への歯止めをかける効果も期待されます。

もちろん、空き家が放置され続けることにも有効な施策と考えられているのです。

北海道でも『北海道空き家情報バンク』というサイトがあり、北海道の各自治体への移住などを考えている方に空き家を提供する場として活用されています。

 

◆空き家バンクに登録するメリット

空き家バンクの登録には、いくつか条件があります。

空き家になっていることは当然ですが、登録は所有者本人がすることになります。

仲介業者がすでに存在していても登録は可能です。

また、抵当権等が設定されている場合には、解除・抹消されることが確約される必要があります。

所有者が空き家バンクに登録するメリットとしては、各補助などを受ける際に必要な書類が手軽になります。

空き家バンクに登録しているだけで、一部の書類が必要なくなります。

『低未利用地の利活用促進に向けた長期譲渡所得の１００万円控除制度』

『札幌市危険空家等除去補助制度』

上記のような制度が各自治体にもあり、利用にあたっては空き家バンクへの登録が推奨されています。