Z世代の嗜好を考えた不動産の未来図｜㈱HGCエステート

〇〇世代という言葉があります。

現在の若者の中心は「Z世代」といわれます。

戸建やマンションを購入する層になるには、もう少し先になる世代かと思いますが、着実にZ世代が不動産を購入する未来はやってきます。

２０２３年の年頭にあたり“Z世代の不動産事情“を考えてみたいと思います。

 

Z世代の大きな特徴のひとつとして「生まれたときからネット環境が身近にある」という点が挙げられます。

自分で情報を収集し、その真偽も含めて自己判断する能力が長けているといえます。

ネットリテラシーも高いということです。

 

つまり、いくらこちらから「オススメです！」「いいものです！」などとセールスしても、自ら納得する判断が無ければ購入はしません。

 

また、「社会問題への関心が高い」という点も、よく言われます。

わが家の子供もZ世代ですが、今関心のある社会問題を挙げさせられることがあります。

貧困・環境・戦争などと、１０課題ぐらいは平気で並べられるほどです。

 

環境に配慮した住宅、例えば省エネ住宅や環境に優しい材料の使用、再利用のしやすい循環型住宅といった点を重視するのではないでしょうか。

 

さらに、「無駄な支出を抑え、貯蓄や投資に関心が高い」という点もあります。

今まで盲目的に“不動産は財産”という考え方は、過去のものになるでしょう。

リモートワークの普及もあり、ひとつの場所に留まることを良としない世代です。

”住宅の購入自体が好まれない“とも考えられます。

 

一方で、良質な賃貸住宅が求められると考えます。

これは、マンション・戸建に限りません。

その需要にともなって、投機的な不動産を求める人も増えるでしょう。

 

不動産に求める価値観が変わる時代になるのではないでしょうか。