不動産市場は好調！？道内路線価6.8％上昇｜㈱HGCエステート

全国的に不動産価格が上昇していることを受けて、路線価も上昇しているという記事が出ていました。

路線価とは、相続税などを算出する際に基準としている指標です。

もちろん、不動産価格とも連動しています。

 

北海道の路線価は、軒並み上昇しているようで、６．８％もの高い上昇率です。

上昇要因のキーワードは「再開発」。

 

札幌中心部は″５０年に１度”といわれる再開発ラッシュで、商業ビルの建替えやホテルの建設が次々と行われています。

また、札幌以外でも北広島市では日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」が建設されるとともに、新規マンション建設もあります。

千歳市においては、官民一体となった大規模な半導体工場の誘致が決まり、今後は不動産価格の上昇が見込まれています。

 

さて、ここからは札幌で営業している不動産会社としての視点です。

商業地を中心として、札幌の不動産価格が上昇してきたことは確かです。

しかし、住宅地の価格は、道内企業の会社員が購入できる範囲を超えつつあります。

その証拠に、昨年の土地売り狂乱は終息し、すっかり落ち着いてしまっています。

 

建売住宅が多くなりつつあることもあり、中古住宅市場も少し一服感があります。

北海道の住宅市場は、例年通りならば、そろそろ夏休み。

お盆明けまでは、動きが鈍くなります。

夏が終える８月末からの不動産市場の動きにより、来年以降の住宅市場動静が見えてきそうです。