冷え込み厳しい道内新設戸建着工戸数２年連続で減｜㈱HGCエステート

道内の昨年の新規住宅の建設着工戸数が、２年連続で減少しました。

この新規住宅には注文住宅・建売住宅ともに含まれます。

特に、建売住宅は３４％も減少しているとのことですので、かなりの急ブレーキになっています。

 

大きな要因としては、住宅価格が高騰している点が挙げられます。

 

その要因のひとつは土地価格の高騰ですが、こちらは落ち着きを取り戻しつつあります。

バブル期のようなハイペースで土地の値段が上がっていた時期は過ぎ、今では場所によっては３年くらい前の価格までに下がっています。

それでも多少高い気はしますが、今の土地価格が札幌市内の基準になるのかもしれません。

 

もうひとつは、資材費用・燃料費用の高騰です。

住宅関連の資材・燃料費用は、かなり幅広い分野に関わります。

ウクライナやイスラエルでの戦争も関連ありますが、国内のドライバー問題も関わりますので、戦争が落ちつけば解決するわけでもなさそうです。

 

さらに人件費用の高騰も大きな原因です。

こちらはすでに慢性的な問題といえます。

 

どれもなかなか簡単には解決できそうもありませんね。

これから、北海道は雪解けを迎え、不動産市況も動き出す時期になります。

ここからの不動産市況の動きが、今後を占うことになりそうです。