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今が売りドキ!?札幌の中古住宅市場は近年稀にみる高価格

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今が売りドキ!?札幌の中古住宅市場は近年稀にみる高価格

今が売りドキ!?札幌の中古住宅市場は近年稀にみる高価格

2021/03/20

北海道の中古住宅市場は、冬場が停滞してしまいます。

その主な原因は「雪」。

積雪によって住宅の全体像が見えなかったり、土地に関してはまったく状況は見えません。

マンションの影響は少ないもの、気候によるマインド低下はどうにもなりません。

寒いと人って動きにくいものです。

札幌市内でも、中古戸建や土地を中心に12月~2月頃までは成約数が少なくなります。

2020年はそれに加えてコロナ禍の影響があり、6月頃までは成約率が前年比の半分以下なんて月もありました。

ところが、夏以降は市場が急回復しています。

2021年1月時点での、札幌市内の成約動向から中古市場を検証します。

 

◆中古戸建の平均価格は前年同月比1.15倍


2020年1月時点での札幌市場中古戸建の平均価格は、3077万円でした。

2021年1月時点では1.15倍の3556万円となっています。

札幌市内各区を比較してみると前年同月比で平均価格が下がっているのは札幌市東区のみで、その価格差も30万円とほぼ横ばいといえます。

その他の札幌市10区中9区は平均価格が前年同月比プラスとなっています。

(札幌市内中古住宅平均価格)
3077万円(2020年1月)→3556万円(2021年1月)1.15倍の伸び

 

◆中古マンションはほぼ横ばい


2020年1月時点での札幌市場中古マンションの平均価格は、1761万円でした。

2021年1月時点では1.06倍の1875万円となっています。

中央区や東区で新築分譲マンションの売れ行きが好調なものがあり、その影響で平均価格が上がっているものもあります。

ただし、札幌市内の中古マンション市場としては横ばいの状態が続いています。

平均価格自体は高止まりの傾向が2年以上続いています。

(札幌市内中古マンション平均価格)
1761万円(2020年1月)→1875万円(2021年1月)1.06倍の伸び

 

◆土地は平均価格が500万円以上上昇


今回土地のデータはありませんが、2020年12月時点での平均価格は前年同月比で500万円上昇しています。

札幌市内の土地不足は、すでに数年続いているため少々高めの価格でも成約しているケースが見られます。

また、札幌市内の土地不足の影響は周辺地域へも拡大しています。

札幌近郊都市となる石狩市・江別市・北広島市でも土地価格の上昇は続いております。

 

◆今が売りドキ!?札幌の中古住宅市場は近年稀にみる高価格 まとめ


札幌市内では特に中古戸建と土地の価格上昇が目立ちます。

テレワークや自粛の影響で家で過ごす時間が多くなり、家族間の話し合いがしやすくなっていることが住宅購入が進む要因になっています。

そのため、新築住宅を建てるための土地と手ごろな価格を求めて中古住宅の需要が高まっていると考えられます。

また、古い中古住宅の場合は、土地を求めて購入されるケースも増えています。

一方で、コロナ禍の自粛により買換えなどは控えている傾向にあり、売却をする物件が不足しがちになっています。

供給より需要の方が勝っているために、札幌市内の中古住宅市場価格が上昇しているのです。

売り手に有利な市場性になっていると予想されます。

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